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今日も押し入れの整理。出てきた本に刻まれた記憶に浸り。ゾーンシステムについて興味を持ち、研究をしていた頃の資料。

圧倒的な粒状性と広い階調を得るために、ミニコピーフィルムで撮影し、POTAでの現像に憧れを抱いていた時期が。薬品を調合してPOTAを作ってみても、なかな思い通りの仕上がりにはならず。デジタル写真の今ならば粒子を気にせず、もっと広い階調を簡単に再現できてしまうのだけど。

たまたま作例に使われている写真が、浅草寺の手水舎にある高村光雲の作品だったのが面白く。ちょっと前まで、写真家の高村さんと写真の古典技法についてやりとりをしていたので。